宇土櫓
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 熊本城内に残る唯一の多層櫓で、外観は三層、内部は五階に地下を備えている。古くから小西行長の宇土城天守を移築したものと伝えられ、宇土櫓の呼び名の起りとされた。しかし解体修理の調査などから、熊本城内で創建された櫓であることが明らかとなった。
 木材は主にマツを使い、他にツガ・クス・クリ等も使用している。黒光りした手斧痕の残る柱には歴史の重みが実感できる。

屋根瓦は全部で46,000枚にも達し、その中には400年の歳月に耐えた加藤家の桔梗紋を持つ瓦も残っている。
 明治10年(1877年)2月19日の城内火災では、折からの強い西風で風上に位置したことから、幸運にも難を逃れた。昭和60年から5年がかりで修理を行い、平成元年10月から一般公開している。
   (案内板より)


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 熊本城にはかって、大小天守閣をはじめ、櫓49、櫓門18、城門29があり特に五階櫓は築城当時6棟を数えたと云われている。
 飯田丸五階櫓は加藤清正の重臣の一人である「飯田覚兵衛」が預かっていた曲輪(郭)にあることからこの名がついた。

 外観三層内部五階建ての櫓で、延べ床面積五百三平方メートル、石垣からの高さ十四・三メートルで天守級の規模を誇る。
 熊本城復元整備計画により古写真等を基に平成十七年三月復元完成している。    (案内板より)

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