ポリフェノールの効用は

医者2赤ワインは動脈硬化性疾患を抑える
 肉を世界一食べるフランス人に心臓病などの動脈硬化性疾患が少ないのはなぜか。というわけで彼らが世界一たくさん飲んでいる赤ワインのポリフエノールが注目されるようになりました。
 赤ワインには10種類くらいのポリフエノールが含まれており、渋味の原因成分になつています。お茶類にも、茶渋タンニンと呼ばれるポリフエノール類がたくさん含まれています。ポリフエノール類は水に溶けて、強い抗酸化作用を持っていることが以前からよく知られていました。
ポリフェノールは抗酸化成分である
 体内の活性酸素は、老化やガンや動脈硬化の原因になると考えられています。動脈硬化は、この活性酸素による、血液中の「悪玉コレステロール」 (LDLコレステロール)の酸化に始まるというのが定説になつています。したがって、コレステロールを減らすことよりも、その酸化をいかに防ぐかが重要になつてくるわけです。臨床的試験の結果、赤ワインのポリフエノールが、実際に血液中コレステロールの酸化を抑えることが証明されたわけです。
抗酸化成分にもいろいろある植物性食品
 飲食物の抗酸化成分には、ポリフエノール以外のものも知られています。水溶性成分としてはビタミンCが、脂溶性成分としてはビタミンE、ベータカロチンなどがあります。種類によって、体内での働き方も違っています。一般に赤、緑、黄色など色の濃い植物性食品には、例外なく抗酸化成分が含まれています。





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