高齢者における運動器官の衰え

 運動器官とは、筋肉・骨格系をいいます。骨・軟骨・筋肉個々にはどうなっているのでしょうか。各器官の老化度を紹介します〔山田博(京都府立医科大学名誉教授〉著「人体の強度と老化」より〕。
 20歳台の平均値を100としたときの、各年代の老化の度合いは次のとおりです。
30歳台 40歳台 50歳台 60歳台 70歳台
骨の強さ 99 90 88 80 78
軟骨の強さ 99 79 74 71 70
筋肉の強さ 92 84 81 76 76
 私どもが日常感じているよりも衰えの進み具合が大きいようには感じられませんでしょうか.。これら器官の衰えは徐々にくるものですので、日常生活の中では気づきにくいものです。しかし、運動器官に起因する障害は、ある日突然腰痛とか関節痛という形で襲ってくるのが通例です。日常の適正な食生活や運動により、これらの器官の衰えはある程度遅らせることはできます。日常生活を大切にしましょう。



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