1 医薬品の有効性

1. 軟膏でまだ使用期限内だが、出口の部分が固まって硬くなっている、
  効き目は大丈夫か?(45才男性)

答え チューブの出口部分は軟膏が空気に直接触れるので、何ヶ月も使用しないと乾燥して囲まることがあります。こうした場合でも、使用期限内であれば、固まっている部分を紋りだして破棄してからご使用いただければ大丈夫です。

2. コンタクトレンズを使用しているが、装着時目薬をさしてもよいか? (27才 女性)

答え コンタクトレンズにはハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイブにはさらに、酸素の透過性を良くしたO2タイブがあり、それぞれのタイプによって使用できる目薬がちがいます。
ソフトタイプのものは吸着性があり、目薬に含まれる防腐剤がレンズに吸着され、角膜炎等を起こす恐れがあります。ハードのO2タイプにも似たような特性があり、防腐剤を含むほとんどの目薬の使用はできません。
尚、一般のハードタイプのものは、ほとんどの目薬の使用が可能ですが、ご使用の前には必ず「使用上の注意」等でご確認下さい。

3. 剤形によって効果に違いはあるか?(41才 女性)

答え 薬は、私達のからだに最も有効に作用するように剤形を考えて作られています。
それぞれに特徴を持たせてありますが、効き目という点では大きな差はないと考えていいでしょう。目的や症状、体質、年齢等に合わせて最も適した剤形を選んで下さい。

4. アレルギー性鼻炎の薬には、持続性のものとそうでないものがあるがどのように違うのか?(48才 男性)

答え効能効果に変わりはないが、剤型を工夫することにより、持続性を持たしたものがあります。 例えば、すばやく溶けるもの、徐々に溶けるもの、更に腸ではじめて溶けるものを組み合わせることにより作用時間を長くしています。

5. ビタミンE剤を頭痛、肩為り時に服用している.大変効果があったが友人の話では生理時の出血が増えたり、生理のあがるのが遅くなることがあるとのことこのまま続けて大丈夫か?(55才 女性) 

答え 確かにビタミンE剤には「本剤の服用により、生理が予定より早くきたり、経血量がやや多くなることがある…」という使用上の注意があります。
 これはビタミンEにホルモンの調節作用があるからで、ホルモンバランスが正常になるまでの一時的な反応ですから、出血が長引かなければ心配はいらないものです。
 又、閉経時期の延長に関しても、ホルモン分泌が正常化された証しですから良い結果といえます。
 ビタミンEには、老化や生活習慣病の原因となっている酸化を防ぐ働きがありますので保健薬として続けられることをお勧めいたします。



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