発刊に際して

  医薬品は生命関連商品としての特殊性から、厳格な製造承認基準や医薬品の製造と品質管理基準(GMP)が適用されるばかりでなく、市販後医薬品調査実施基準(GPMSP)が定められるなど、安全性対策に各種の施策が講じられております。
 また、医薬品販売業者も平成8年の薬事法改正により、「医薬品の販売業者は医薬品を一般に購入する者又は使用する者に対し医薬品の適正な使用のために必要な情報を提供するよう努めなければならない」と規定されました。
 こうした情勢の中で、このたび(社)東京都医薬品配置協会では、東京都が過去に調査収集された一般用医薬品の副作用事例及び相談事例のうち、平成9年度まで過去8年間の配置販売業における相談事例集を出版されました。
本事例集は全国の協議会にとりましても、今後の消費者相談に大変役立っものであると考えまして、(社)東京都医薬品配置協会に全配協配置部会として、増刷・配布したいとお願いいたしましたところ、快諾を得た次第であります。
 何卒、各協議会におかれては、この事例集を有効、適切にご活用下さいますようお願い申し上げます。
 終りに、本事例集の編集に携われた関係各位のご早力に対し深く敬意を表しますとともに、増刷・配布をお許しいただいた(社)東京都医薬品配置協会の格別のご配慮に心より感謝申し上げ、発刊のことばといたします。
 平成 10 年 4 月
全 国 配 置 家 庭 薬 協 会
配置部会長 金 山 信 吉  



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