手軽に出来る“腹式呼吸法”

 器具を使わず簡単に出来る健康法に腹筋を使ってゆつくり息を吐き、吸う腹式呼吸があります。
 横隔膜を下げて肺を膨らませ、酸素を体内に取り入れるという呼吸法を腹式呼吸といいます。
 効  果 
腹式呼吸法 普通私達は無意識に呼吸をしていますね。これを胸式呼吸といい、浅い呼吸になります。
 腹式呼吸は《意識》がないとできません。ところが、熟睡している時は無意識に腹式呼吸をしているのです。
 人間の自立神経は意志通りには働きませんが、唯一呼吸だけは自分の意志で調節でき、息を吸ったり吐いたりできるものです。
腹式呼吸法 胸式呼吸では、約30%の空気が吐き出されずに残るといわれていますが腹式呼吸ではしっかりと吐き切ります。はいた分だけ空気を吸えるようになっているので、意識して吐き出すことがポイントです。一呼吸の空気の摂取量は約250~500∝ですが、深く呼吸すると一回の拝取量は約3倍になります。これにより肺胞のすみずみまで空気が入り活性化され、横隔膜が上下して内臓の働きを刺激し、リラックスした状態になるといわれています。
 ポイント 
 空気を吐いた分だけ息は自然に入るようになっていますので全て吐き切る事がポイントです。
 仰向けに寝て、全身の力を抜いて手をお腹にあてて目を閉じ、『お腹に大きな風船』 があるとイメージして下さい。息をゆつくりと口から吐き、鼻から吸って下さい。鼻から吸った息は肺に入れるのではなく 『大きな風船』 に入るようにします。それでお腹が膨らんでいきます。それからまた吐く時はゆっくりと少しずつ吐き出し、お腹も少しずつへこんでいきます。
エクササイズ  エクササイズ 
 入浴後等、体を温めてから行うようにしましょう。筋肉に傷みを感じるまでストレッチをしてはいけません。朝夕一回ずつ約3分間程が目安です。呼吸は曲げる時には必ず息を吐く(約2秒)体を起こす時に息を吸う(約1秒)
図1
① 床に座り両足の裏を合わせる
② 胸を張って背中を伸ばしたまま呼吸を止めずにゆっくりと息を吐きながら上体をゆっくりと前に傾ける (10回反復)
図2
① 片方の足を伸ばして座り、つま先を両手でつかむ (届かない人は無理をせず、タオル等を使う)
② ゆっくりと息を吐きながら、つま先を手前にひく





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