その健康食品は本当に必要?

 健康保持・増進あるいは、病気の予防や治療に役立つということを強調して販売されている食品を健康食品と一般的にさしているようです。
 しかし、厚生大臣から製造・輸入の承認を受けた医薬品ではなく、あくまでも食品であるもので、定義や範囲が明確にされているわけでもありません。
 健康食品は接取することにより、特定の病気の予防や健康増進ができるといったものではなく、普通の食品と比較して、特殊な機能や成分などを強調しているもので、私たちが日常必要とする栄養素をバランスよく含んでいるわけではないのです。ですから健康食品に頼りすぎて、普通の食生活をないがしろにしていると、栄養状態が悪くなり、健康を損なうことになりかねません。
 また、特定の健康食品を大量に食べると、ある種の栄養素の過剰摂取による健康障害になります。

健康食品に頼らない食生活を

 私たちが日々の生活をいきいきと営むためには、エネルギー、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの必要量を摂取しなければなりません。だからといって健康食品に頼っていてはいけません。
 現在国内で流通している食料は、栄養素等の必要量を十分まかなえる量と質がありますし、一日三度の食事で栄養素が不足し健康食品で補わなければならないような状況ではありません。
 ですから、いつも健康食品を食べている人はもう一度食生活をチェックしてみてください。
 毎日の食生活に注意していれば、健康食品に頼らなくても大丈夫ですよ。
その健康食品は本当に必要?





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