虫よけ対策をしよう

 蚊・アブ・ブヨ・ハチ・ダ二なとの虫に刺されると、刺されたところから有毒物質が注入され、赤く腫れたり、かゆみ、痛み等の症状が起こります。
1、野外で活動する時は、暑くても長袖・長ズボン・帽子・手袋などで全身の露出部分を最小限に抑えましょう。(マダニやツツガムシは野山のハイキング、山菜摘みや河川敷に入った際刺されることが多い)
2、虫除けスプレーも効果的ですが、アレルギーやかぶれを起こすこともあるので、使用する前に体の一部に塗ったりスプレーして、かぶれないか確認しましょう。
3、刺されてしまった時には、ひつかいたりするとキズができ、細菌感染を起こし治りにくくなります。
 (小児ではトビヒの原因になるので、早めに相談しましょう)。爪は短く切り、包帯やかぶれにくい絆創膏などで掻きにくいように保護しましょう。
4、腫れやかゆみがひどい時には、水で湿布しましょう。
こわい虫はどんな虫なのでしょうか?
都会生活は無関係ではない?
 都会のマンションでも、押入の布因・カーペット・クッションなど高温多湿なところは害虫がいる可能性大なのです。また、雨水がたまった植木鉢なども害虫が発生しやすいところです。いやな虫は、郊外やアウトドアだけのものではありません。
 おなじみの蚊も、刺されてもかゆいだけと考えるのは大間違いです。怖い病気をうつされる危険性もあるのです。他にも、注意したい虫がたくさんいます。
・イエダニ
 小さな点状の丘疹や赤い斑点ができ、とても強いかゆみがあります。
・ブヨ
 水の近く、山に多くいます。蚊に比べて強い腫れとかゆみが持続します。
・ツメダニ
 かゆみ以上に強い痛みがあります。かきすぎて皮膚を破壊することもありますので注意しましょう。
・ツツガムシ
 草原や河川敷に棲息するダニの一種で、届出伝染病のツツガムシ病を媒介します。
・ノミ
 丘疹や小さな水泡ができ、化膿しやすく、かゆみがとても強い。
・ムカデ
 激痛があり赤く腫れ上がります。リンパ管炎を起こす危険性もあります。
予防と応急処置予防と応急処置
 こわい虫は、刺されてからあわてて治療するより、はじめから体に近づけないのが一番です
 賢く虫の防御対策をしておけば、かゆみに悩まされたり、いたずらに感染症におびえることもなく、快適な時間が過ごせます。
予防と応急処置 刺された後の処置を怠ると、不快なかゆみ、痛みがぶり返します。かきすぎて皮膚を破壊すると、化膿などの二次感染を引き起こしたり、跡が残ることもあるので、処置は早めに行いましょう。また、蚊やツツガムシは、日本脳炎・マラリア・デング熱・ツツガムシ病(病原虫を媒介する)などで、発熱など変わった症状が出た場合は専門医の診断を受けて下さい。
 注 意
 ヘビやムカデなどの相談を受けることもあり、上記の虫以外にもたくさんの毒虫などがいます。
何に刺されたかはっきりしなかったり、症状が長引く場合は、必ず皮膚科を受診しましょう。




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