健康管理は自己管理

 本当の健康管理とは?
 あなたは健康管理をしていますか?という質問に対してYesと答えた人は100人中約70人。約7割以上の人が何らかの方法で健康に気をつかっています。
 中には定期検診を受けている人もたくさんいました。ですが、定期検診を受けていれば大丈夫というものではないのです。
 成人病は生活習慣病なので肥満にならないよう食事に気をつけ、定期的に運動をします。そして、タバコ、お酒に注意し、ストレスを上手に解消する。医者の手の届かないことは、自分で管理しなければならないのです。成人病予防は自己管理が基本です。
 一口に成人病といってもたくさんあります。その中で代表的なものを挙げてみました。

代表的な成人病
高脂血症 血液中に中性脂肪、コレステロールが多い状態。放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞のおそれあり。
糖 尿 病 食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満など生活習慣が遺伝因子と結びついて引き起こします。
高血圧症 脳梗塞・狭心症などの循環器系の病気に影響。
脂 肪 肝 アルコールと肥満が原因。アルコール性肝炎から肝硬変に進行する危険あり。
高尿酸血症 激痛の発作がひざの関節、足首、足の親指のつけ根に走ると、痛風になります。
胆 石 症 上腹部から右側ろっ骨下端部に激痛が走る。
慢性腎炎 慢性腎炎が進行すると腎不全になります。糖尿病との合併症に注意。

働く夫たちへの自己管理アドバイス
 食事を作る妻たちが夫の健康管理をしていた時代がありました。ですが今の時代、夫が家で過ごす時間は平日で平均9・5時間、平均睡眠時間は6・5時間、わずか3時間しか夫に気を配る時間がないのが現状です。妻がいくらがんばつても、忙しい夫の健康管理は難しいでしょう。ですから、妻に頼らなくてすむ自己管理をしなくてはならないのです。
 まず、食事をとる時間をきちんと決めて毎日のリズムをつくることが大切です。朝、昼としっかり食べ、夜帰りが遅くなるなら、午後7時頃には食べてしまいます。夜遅く帰り、それから食べるとなると、昼から食べていないので、お腹一杯食べる事になり翌朝、胃がもたれるという結果になります。
 朝起きた時が一番その人の体調がわかります。目覚めの良し悪し、疲労が残っているなどです。ですから、快調な朝を迎えるためにも、生活を見直し、自己管理をしてみてはどうでしょうか。
 食事は健康にとって極めて重要なもの
 健康を保つには、食事が最も重要だといえます。理想的とされているのは和食なのですが、一度に変えてしまわずに、ゆっくりと食習慣の改善を行うようにしましょう。和食の何が健康によいのか下図を参照にしてみて下さい。




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