疲労と仕事との関係

 誰もが「疲労」と口にしますが、実態は、今だに完全に解明されてはいません。仕事とのかかわりから考えた時、
◎ 疲れたと言う自覚があること
◎ 体の状態に(特に、生理機能)に不調をきたしてくること
◎ 仕事の能率が低下すること
 これらが伴うものとされています。
 私たちは、働いたり、運動したりすれば疲労感を覚え、体に生理上の変化が起こつてきます。
 この変化の程度が通常の範囲を超えたとき、「疲れ」と感じるのです。
 疲労は、その現われ方によって、肉体疲労、精神疲労、全身疲労、局所疲労、動的疲労、静的疲労、急性疲労、慢性疲労などに分類されます。肉体疲労のほうが精神疲労より回復しにくく、慢性疲労は通常の生活の過程では回復しないといわれています。
仕事人 疲労がおこる原因は、
 第一に現場の作業条件があげられます。作業内容・作業環境・作業姿勢・労働時間・勤務体制などからだへの負担が大きいほど疲労が起こりやすくなります。
 第二に、本人の精神的、肉体的条件があります。これは、年齢・体力・精神力・能力・熟練度・体調・仕事に対しての興味の有無などが複雑にからみあったものです。
 職場で1日中座ったままでいるとか、不自然な姿勢で仕事をするような場合、特定の筋肉だけに負担がかかり、その部分の血液の循環が悪くなり肩こりや腰痛の原因になるのです。
 簡単な柔軟体操をしたり、無理な姿勢で作業をしないですむように、作業方法の改善などを考えることが必要です。特に、デスクワークの場合、長時間すわっているので時々、軽く柔軟体操をすることをおすすめします。




inserted by FC2 system