臭覚障害から身を守るための方法

100万人とも200万人ともいわれるたくさんの患者さんがいます。一度、においを失うと、人間の尊厳と生命・生活の質は大きく損なわれます。それだけではなく、私たちを危険から守るべき嗅覚が障害されると、危険を告げる警報が探知されず、ガス漏れに気がつかなかったり、腐ったものを食べて死んでしまうこともあるのです。

(1)風邪をひかない

嗅覚障害の原因の多くは鼻の病気であり、その病気のきっかけは風邪です。
風邪が治って一カ月以上遇ぎて元に戻らない場合は風邪のウイルスによって嗅神潅がダメーヅを受けているからなのです。放置せずに早めに耳鼻咽喉科を受診して、嗅覚に影響が及ばない段階でしっかり治すことが大切です。

(2)水は鼻粘膜には毒

嗅粘膜は、水に最も弱く、水泳中の息継ぎは、必ず□から吸って鼻から出します。これを過って鼻から吸い込むと鼻粘膜を傷つけ、炎症を起こして嗅覚障害に発展する可能性があります。鼻に入った水をそのまま放置して、これを何回か繰り返していると嗅覚障害に発展する例が多いのです。

(3)鼻の水洗いは危険

花粉症対策として「鼻を水洗するとアレルギー症状が軽減する」といいますが、これはお勧めできません。嗅粘膜が水浸しになるからです。K鼻チーン

(4)嗅覚の老化防止法

調香師やソムリエはにおいの良しあしを判定します。嗅力自体は一般人と大差ないのですが、においを識別する能力が優れています。質のよい香りをかぐことの積み重ねや訓練で嗅覚は強化できるそうなので、嗅覚の老化防止も可能なのです。





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