インフルエンザの対応

注射器  今冬は、SARSの再流行が懸念されていることから、SARSとの鑑別が困難であるインフルエンザヘの対応が求められています。厚生労働省でも、インフルエンザワクチンや抗インフルエンザウイルス薬の供給について通知及び事務連絡が発出されています。この中で、インフルエンザワクチンの増産(昨シーズン使用量の1.4倍)、積極的なワクチン接種を進めていること。また、抗インフルエンザウイルス薬の供給増加(2倍以上)、ドライシロップの比率アップ(小児向け)、小包装比率の増加(約60%、細かな供給に対応)、出荷体制の整備(初回品揃え出荷と流行出荷の2本立て)、更に、インフルエンザウイルス抗原検出キットの増産をあげ、医療機関や企業などへ積極的な取り組みを求めています。病床全乗務員にワクチン接種を行った航空会社のニュースもありました。インフルエンザの患者数は、平均年間50~100万人です。平成11年のインフルエンザによる死亡者数は、約1400人で、うち約85%は65歳以上の高齢者でした。ワクチンは100%予防することはできませんが、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児、更に喘息などの慢性疾患をもつ方は、ワクチン接種をお奨めします。



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