*イチョウ/生薬名「銀杏」
|
最近ドイツでイチョウの薬が高血圧や老人性痴呆に効果があるとのことで大変注目を集めています。原産は中国です。日本では街路樹に銀杏並木が見られます。緑色の葉っぱを2~3日・乾燥させてから煎じます。動脈硬化や高血圧、アレルギーにも効果があるといわれています。風邪ひきには種子である「ギンナン」を焼いたり茹でて食べると咳や痰に効果的です。また滋養強壮にも大変効果があることが知られています。 |
*シソ/生薬名「蘇葉(ソヨウ)」「蘇子(ソシ)」 |
生魚の解毒に効果があるとして刺身のつまに使われますが、ヒステリーやイライラには葉を煎じて飲むと鎮静作用があります。種子はやはり煎じて気管支炎や喘息、咳、利尿や発汗に効果的です。 |
*タンポポ/生薬名「蒲公英(ホコウェイ)」 |
根っこから葉まですべてを用いる場合は春先の開花の寸前が良いでしょう。根っこの部分だけの時は地上部が活動を停止している冬に。煎じて飲めば、消化不良や健胃、解熱、利尿や強壮に効果的です。柔らかな若い葉はカリッと焼いたベーコンなどとサラダにしても美味しく戴けます。 |
*ヨモギ/生薬名「ガイ葉」 |
日本中のどこでも簡単に手に入る生薬です。春から夏に刈り取って陰干ししておきます。煎じて飲むと、下痢や生理不順、腹痛や腰痛に効果的です。草餅や草団子にして食用にしても良いでしょう。干した葉っぱはお風呂に入れると体を温めます。 |
*ドクダミ/生薬名 「十薬(ジユウヤク)」 |
独特の臭いが毒草と誤解されがちですが、花の咲く頃刈り取って干してから煎じて飲みます。十薬の名前通り様々の薬効が期待できますが便秘、利尿、整腸には特に効果的。
他にも動脈硬化や高血圧の緩和にも効果的です。紫の葉は天ぷらにしてみて下さい。嫌な臭いは無くなります。 |
*ナンテン/生薬名 「南天実(ナンテンジツ)」 |
秋から春先にかけて完熟した赤い実を天日で乾燥させ、煎じて飲みます。消痰、百日咳や喘息の咳、視力の回復にも効果的。赤飯の上に置かれた葉は難を転ずるといった意味と、葉っぱの防腐作用を期待してのこと。 |
*クコ/生薬名「クコシ」「クコヨウ」 |
秋に赤い果実がなりますが実は煎じると滋養強壮、強精、疲労回復などに。葉っぱの方は春から秋に採取して煎じて飲めば高血圧に効果的です。 |
*カキ/生薬名「柿帯(シティ)」「柿渋(シジユウ)」 |
柿にはビタミンCが豊富で、熟した柿は二日酔いに効果的。また高血圧には未熟な状態で食すると良いでしょう。蔕(へた)は煎じてしゃっくり止めに。 |
*生薬ブレンドティー* |
〈高血圧予防〉
ゲンノショウコ・ドクダミ・エビスグサを煎じてお茶の代わりにどうぞ! |
〈咳止め〉
オオバコ・ユキノシタ・ナンテン・カンゾウをあわせて煎じてみて! |
〈便秘・整腸〉
ゲンノショウコ・ハブソウのブレンドティー |
〈精力増強〉
朝鮮人参・イカリソウ・クコを煎じて飲みます。 |
〈冷え性・婦人病〉
ゲンノショウコ・ヨモギ葉をさらしの布に詰めてお風呂に入れると、温まります。 |
〈慢性胃炎〉
〈ネフローゼのタンパク尿〉トウモロコシのひげ・ニワトコ・エビスグサを煎じて飲みます。 |
*その他の「健康茶」(薬局や生薬店、健康食品店などで手に入ります。) |
アロエ茶 |
胃腸病・貧血・高血圧 |
イチョウ葉茶 |
老人性痴呆・動脈硬化 |
ウ一口ン茶 |
肥満・高血圧 |
ウコン茶 |
肝臓病・二日酔い |
ギムネマ茶 |
肥満・強壮・健胃 |
スギナ茶 |
肝臓病・糖尿病・胆石症 |
杜仲茶 |
肥満・二日酔い・ストレス |
ハトムギ茶 |
美肌・高血圧・シミ・整腸 |
ハブ茶 |
眼精疲労・便秘・疲労回復 |
マテ茶 |
肥満・便秘・強壮 |
メグスリノ木 |
目・肝臓 |
ルイボス茶 |
アトビー性皮膚炎・高血圧・美肌 |
ゲンノショウコ茶 |
胃腸病・便秘・膀胱炎 |
ビワ葉茶 |
リウマチ・慢性気管支炎 |
菊花茶 |
視力回復・頭痛・耳鳴り |
アシタ葉茶 |
便秘・母乳促進 |
|
|
|