緑茶で健康を守ろう

 爆発的に緑茶ブームが起きている。O-157への殺菌効果で一躍脚光を浴びたことは記憶に新しい。さらに、ガンや老化防止に深くかかわっている抗酸化力に優れていることが立証されたことが、ブームの引き金となったようです。
 緑茶の成分の中で、すぐれ者は茶カテキンです。昔はタンニンと呼ばれていたもので、苦み、渋みの成分です。緑茶の抗菌力を利用した食品で納得したのは、朝食の定番の(あじの開き)の作り方です。これまでの抗菌、腐敗防止には塩が使われていましたが、最近では緑茶水に浸して、塩以上の効果を得て、減塩にも役立っているようです。
 茶カテキンにはすぐれた抗酸化力があります。
 抗酸化力とは、酸素による酸化を抑えるということです。からだにいたずらをする活性酸素を抑えるために抗酸化物質が必要になります。これまでの抗酸化物質では、ビタミンCやEがよく知られていますが、緑茶の抗酸化力はビタミンCの約50倍といわれます。しかもブームの赤ワインの30~100倍というから驚きです。
 茶カテキンが体内で効力を発揮する時間は短い。ラットの実験では、胃腸から1~2時間で吸収され、しばらく血液中にとどまり、7~8時間で排出されるそうです。一度に大量に飲むよりも、こまめに飲んで、生活習慣病をはじめ、多くの病気をからだから遠ざけ、健康を守りましょう。





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