ガン予防に効果のある食べ物

ニンジンは発ガン性物質を退治

　ニンジンはカロチン（体内でビタミンAに変わる栄養素）が豊富に含まれている緑黄色野菜の王者です。ビタミンB群・C・カルシウム・鉄分・ミネラルなどが含まれ、なかでもビタミンAは、体内の物質の酸化を防ぎ、ガンにもかかりにくい体質をつくります。
・食べ方
　表皮にも栄養がたくさん含まれているので、皮は薄くむいたほうが良いでしょう。
　ニンジン特有のアスコルビナーゼという酵素が含まれていて、ビタミンCを破壊します。熱に弱いため、ゆでたり蒸したりして働きを抑えましょう。

肺ガン防止にホウレン草

　ホウレン草に含まれるカロチンには、抗ガン作用があり、タバコなどによる発ガン性物質の毒性を減らします。
　カロチン・ビタミンC・鉄分が多く含まれていて、カロチンとビタミンCは一〇〇グラム食べれば一日の必要摂取量をまかなうことができます。
・食べ方
　さっとゆでてアクをとり、沸騰したお湯に茎、菓の順に入れ、約二分ぐらいでお湯から出して水にさらします。

ゴボウは大腸ガンを予防

　ゴボウに食物繊維がたくさん含まれているので、腸の働きを活発にし、発ガン性物質や有害物質を排泄してくれたり、大腸ガンなどを招きやすい便秘が解消されます。
・食べ方
　泥の付いたままのもので、泥を水でよく落とし皮をそぎます。皮にうまみがあるので薄くそぎましょう。
　ゴボウはアクが強いので、水か酢水に漬けてから使います。ただし、漬けすぎると栄養素を損なうので注意して下さい。