「炭」水・空気の浄化除湿等々

水・空気の浄化除湿土壌の改良等々

 赤々とおこる炭火は『ほっこり』として人の気持ち、心を和ませるものです。癒しの効果もあると思われますね。
 炭は燃料だけでなく、その他の分野で近頃熱い視線を送られています。
 浄化機能、湿度調節機能等に着目され始め、水や空気の浄化、消臭・土壌改良等に大活躍です。さて、この黒い木片の中に潜む、すごいパワーを少し採ってみましょう。
 炭の最大の特徴とは無数の小さな穴にあります。生きている木の中にある水と養分を吸い上げるための穴、その穴が炭化して、より多くの穴が作られたものです。
 この巨大な穴の表面積は、目にこそ見えませんが、有害物質や、臭い等を取り入れる「吸着機能」を持ち、様々な働きをします。
 空気中では、タバコやトイレの臭い、ホルムアルデヒド等を吸着し、水中では有機物や塩素、トリハロメタン等を吸着します。
 炭の活用方法として、部屋の中・冷蔵庫・飲料水・ご飯を炊く時・お風呂などにも入れます。

いろいろな種類の炭

炭 炭にはたくさんの種類があります。白炭、黒炭、竹炭等があり、目的により使用する炭を選びます。
 水を使う場合は、硬い白炭を使用します。
白炭
 1,000度以上の高温で焼き、すぐに灰等をかけて消したものです。(備長炭)
黒炭
 400度~800度で焼いた後、冷めるまでそのままに置いて仕上げます。
 軟らかくて、火つきがいいので燃料用にされます。
竹炭
 1gあたりの穴の表面積が普通の木炭に較べてかなり大きく、吸着力は最高です。
 燃料用よりも、浄化、湿度調整、装飾等に用いられます。

使用方法

 飲料・料理用・お風呂等に使用する場合は、タワシで流水をかけながら洗い、5分間煮沸します。
炊飯器(炊飯器)
 3合なら10mの備長炭か、竹炭を1本。使用後は取り出してぬめりを取る程度に水洗いをする。10日毎に煮沸し乾燥させる。2~3ヶ月に1度の割合で交換をすればよいでしょう。
(冷蔵庫)
 各段に1~2本、1ヶ月に1度、天日干し、半永久的に使えます。
(水道水)
 水2リットルに3~4本、10日に1度煮沸し、天日干しをして2~3ヶ月で交換します。
(部 屋)
 6~8畳で四隅に1kgずつ、半永久的
(風 呂)
 備長炭は1kg、竹炭なら400gをネット等に入れます。1週間に1度、天日干し、2~3ヶ月有効です。
(使用済み)
 細かく砕いて畑や花壇、植木鉢にまくと、土壌改良になります。




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