健康診断の有効性・健康診断で正常でも決して安心ではない

 厚労省研究班が健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査や心電図測定など16項目は、病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄いとの評価結果をまとめた。有効とされたのは、6項目で「血圧の測定」と「飲酒」「喫煙」に関する問診は、効果を示す十分な証拠があった。また判定保留は2項目であった。

 例えば、心電図測定は、虚血性心疾患の発見を目的とするが、実際、正常とされた人達の方が心筋梗塞や突然死に見舞われる率が高いという調査結果であった。
 今後、検査の見直しや改善が検討されることになるのであろうが、この様に、健康診断で正常といわれても決して安心とは言えず、私たちは、日頃から節制し、健康管理に努めることが肝要である。









inserted by FC2 system