健康を守る

 最近の医療の不信のひとつに検査づけがある。ちょっと風邪をひいたりお腹をこわしたりして病院に行き、医師に診てもらう時、血液をとったり、レントゲン写真をとられたりされる。なにもそこまでせずともと思いながら検査を受け、結局悪い所見もなく、安心する一方で、費用のことも考えてしまう。たくさんの検査をすればそれだけ身体の情報が得られるので、いいのではないかと理解する気はあるのだが、そこまでしなくともいいのではないかという気持ちもある、というのが正直なところであろう。
健康を守る 今は高齢化社会となっている。六十才位までは元気で働かねばならない。五十、六十、鼻たれ小僧などという言葉もある。八十才くらい迄は生きてゆく。こんな時代になると自分の健康をずうっと維持してゆくことが非常に大事なことになる。
 働き盛りで病気になり、医者通いをするようになると、治す治療費のこともさりながら、例え一過間に一度といっても、仕事の合間をみて、診察を受ける時間のやりくりも大変である。一週間に一度とはいっても、一週間の経つのは何と速いことか。まして入院が必要になったり長引く病気になったりすれば費用のこともある。仕事の落ち込みも避けられない。殊に経営者、責任のある地位についている人であれば入院して下さいといわれても会社のこと、家族のことを考えて躊躇してしまう。というのが普通であろう。
 こういう時であるから、自分の健康は自分で守ることが家庭からは勿論、会社からも要求されるのは当然である。最近特に人間ドック、検診の施設が増加しているが、このような背景がある。会社によっては検診受診を奨勅し、受診もしないで病気になった時は会社ではよう面倒をみないというところさえある。
 人間ドックは一日、あるいは一泊二日位で身体の状態を尿、糞便、血液、生理学的な検査などでチェックをする。もともと元気な人を対象にして常識な範囲で調べる。心臓はどうか。肝臓はどうか。がんはないか。糖尿病はないか。その他の成人病はないかなどを検討する。検査の機械も随分よくなり、またシステムも向上している。しかし、はじめに書いたように、検診は検査づけの代表的なものともいえる。
看護師 人間ドックの検査の結果は多くの人に糖尿病などの成人病がみつかり、コレステロールや中性脂肪の増加などが指摘され、今後の生活がうまくゆくようになる。ありがたいことに、「がん」では、検査を毎年受けていればまず早期のがんで、手遅れは非常に少ない。有り難いことに毎年少々の費用がいっても、もし進行がんであれば数百万もかかることもあることを考えると経済的にも効率がよいといえよう。
医療法人 城見会 中村クリニック 中村悦郎




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