歯の定期検診受けてますか?

歯医者さん  「歯医者さん」あなたはお好きですか?。実はあんまりお好きでないという方が多いはず。まして何の自覚症状もないのに「検診」 にいくなどもってのほかと思っていらっしやる方が大半でしょう。どの様な疾患でも早期発見・早期治療が患者さん、術者の双方にとって技術・時間的にそして経済的にも負担が少ないことは常識です。現代は長寿社会といわれ、このこと自体は喜ばしいことですがそれも五体健全であってこそ。歯がしっかりしていて美味しく食事が味わえるということは人人生の喜びであると同時に全身の健康にもおおいに関係してくることなのです。

歯ブラシ選び・5つのポイント

1.毛の硬さ
 清掃効果が高いといわれているのは硬めの毛ですが、硬すぎて歯間に入りにくくなる可能性もあります。また歯ぐきを傷めてしまうかもしれません。そのようなことにならない程度のしっかり汚れを落とせる硬さのものを選びましょう。
2.毛先の長さ
 長いほうが歯間部に入りやすいですが、奥歯の外側は磨きにくくなります。歯肉が下がりがちで、歯間部がひろい方は長めのものでもよいでしょう。
3.毛の材料
 自然毛は柔らかく、歯にあてると寝てしまうのでナイロンをおすすめします。
4.柄のサイズ
 いろいろな柄がありますが、一長一短です。持ちやすいものがよいでしょう。
5.植毛部のサイズ
 小さいと当てている部分が確認しやすく小回りもききますが、時間がかかります。
 三度三度の食事で酷使されている歯のこと、自覚のあるなしにかかわらず80%の人にむし歯や歯周病などのトラブルがあるといわれています。「冷たい水が歯にしみる」 という状態では早期発見とはいえませんが 「噛むと痛い」 になったのではさらに進行して「歯髄」に達する危険な状態です。そうならない前に歯医者さんには定期検診にいき、治療の時期を相談するのが賢明でしょう。
 歯医者さんにはかかるタイミングはとても難しいのです。成人では1年に1~2度、幼児期や学童時なは大変むし歯になりやすい時期なので理想をいえば3~4ヶ月に一度、少なくとも1年に2度の定期検診は決めていかれると宜しいでしょう。
 毎食後正しいブラッシングで歯磨きは当然ですが、常に自分や家族の口の中には関心を持ち、日頃から鏡で観察することが先ずは第一歩です。

乳歯のしくみ

乳歯のしくみ 「乳歯」 は妊娠して7週目頃、胎児にその芽となる「歯胚(しはい)」ができます。妊娠に気付くか気付かぬ内に赤ちゃんのための歯の準備は着々と母体の中で始められているのです。そして、妊娠4ヶ月頃には「歯胚」にカリウムやリンなどの無機質が沈着をはじめ堅くなって歯らしくなつてくるのです。乳歯だけでなく一生使わなくてはならない「永久歯」の芽もお母さんのお腹の中にいる時(妊娠5~6ケ月)から作られ始めるのですから当のお母さんは責任重大です。こんな大事な時期に、妊娠に気づかず流行の過剰なデイエットや極端な偏食などはもってのほか、胎児の歯や健康に大きな影響を及ぼしてしまいます。歯も体も丈夫な子どもにするには生まれてからでは遅すぎるのです。健康な赤ちゃんを望むなら普段からお母さん自信の正しい食生活と健康に心がけた生活態度が必要です。
乳歯のしくみ,歯胚 さて、生後6ヶ月頃から3歳くらいにかけて乳歯が生えてきますが、乳歯は何本あるかご存知ですか?。答えは上下10本づつ、合計20本です。この乳歯が全部永久歯に生え替わるのは、11・12歳なので乳歯はかなり長い期間使わなくてはならないことになります。その上最初に生える永久歯から最後に生える永久歯までは6~7年の差があるので生え替わる歯だからとないがしろにせず早く生えた永久歯もろとも乳歯も大切にしなくてはなりません。生えたばかりの歯はとても脆くて虫歯になりやすく、とりわけ6歳臼歯の生える頃は要注意です。気を付けていないと全部が出揃うころにはすでに虫歯が進行しているということも多いのです。成長期の子どもにとって口から摂取する食べ物全てが大切な体を作る血となり肉となるのです。そう言った意味でも「歯」は体の中で最初の消化器官と捉えることもでき「乳歯」 の担っている役割は大きいのです。
噛むこと あなたは生まれたばかりの赤ちゃんの手や指に赤い 「あざ」 のようなものができているのを見たことがありませんか?。これはお母さんのお腹の中でしていた指しゃぶりの痕なのです。このことは母乳を吸う訓練であると同時に、敏感な口から得た情報を脳に伝え、脳の働きを活発化させることなのです。この様に丈夫な歯でしっかり 「噛むこと」 で骨格や筋肉を発達させ、丈夫な身体を作るばかりでなく、脳の神経も刺激し情緒豊かで表情や感性も豊かな子どもに育つのです。

「噛む」ということ

 かくしやくとしたお元気で長寿のお年寄りに秘訣を伺うと、皆さん口を揃えたように 「食べ物は良く噛んで」「伝統的で質素な堅い食物」 を召し上がるとおっしゃいます。
 また逆に、気力に乏しい細面の若者たちの好む食べ物に 「オカアサンハ、ヤスメ」というのがあります。これはオムレツ、カレーライス、アイスクリーム、サンドイツナ、ハンバーグ、ヤキメシ、ヤキソバ、スパゲッティ、メダマヤキのこと。いずれもよく噛まなくても短時間で食べられる柔らかで簡単な献立ばかりのことです。
 人間の体の各部分は使用目的に適した運動によって発達していくのですが、最近のすんなりとした若者の顔つきの変化からも 「食べ物をよく噛まない」 「ゆっくりと数多く噛みしめない」ようすが伺えます。これは結果として頭骨や上下骸骨、特に下骸骨の発育不良につながります。また、顎の発達が悪いと歯列不正 (乱抗歯・八重歯)が起こり、不正咬合も生じます。歯並びが悪いと歯の隙間の食ベカスが取り除きにくく、歯の清掃が不十分で虫歯や歯周病にかかりやすくなります。また一方で顎が小さいために舌足らずな話し方になったりします。よく噛む習慣のある人は話す言葉もはっきりしていますし、豊かな表情と聡明な頭脳をもっています。親にもらった顔ですが、自身でも健康的に育てていく責任がありそうです。
子ども達の健康 さて、子ども達の健康な歯や体のため子育て中のおかあさんたちに提案なのですが、食事は習慣ですので以下のことに注意して献立を考えてみてはいかがでしょうか 「半調理・冷凍食品は多用しない」「根菜類・乾物を献立の中にふやす」「小魚・海草類を摂ろう」 「食物繊維が多く含まれた日本の伝統食を見直そう」 「甘味は出来るだけ控え素材の持ち味を生かした薄味の調理を」 などです。子ども達が成長したとき 「コンビニ弁当や半調理品などが口に合わない」 と言われるようになればおかあさんの子育ては成功です。




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