物忘れとアルツハイマー病

 年配の方には、物忘れが多くなつた、ということからアルツハイマー病(痴呆症)の発症を危惧していらっしゃる方も多いかと思いますが、全ての物忘れがアルツハイマー病の発症のサインであるとは限りません。眼鏡などをどこに置いたか覚えていない、あるいは場所を思い出せない、といった物忘れの症状は、単なる老化現象です。
物忘れ しかし、これが眼鏡を探していること自体を忘れたり、出かけていること自体を忘れるようであれば、アルツハイマー病の症状を疑った方が良いかもしれません。
  ① 今日の食事のメニューを思い出すことができる
  ② 仕事のほかに趣味がある
  ③ 頭を強打したことがない
  ④ 変わらずずっと陽気な性格である
  ⑤ 煙草は一日二十本以上吸わない
  ⑥ 肉やバターを使った料理はなるべく控えている
 これらの項目に多く該当する人ほどアルツハイマー病になりにくいとされています。
 細胞は血液から栄養を得ているのですが、アルツハイマー病の方は脳内の血流が悪くなっているので、全身的に血流が悪くなり、様々な病気に罹りやすくなります。できるだけ脳を働かせるように、また歩くことによって、脳の血流を良くすることができます。



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