“痛いっ”こんな時の対処法

頭痛
　Hさん「徐々に痛くなり、頭がグーッと締めつけられるように重いんですよ。」
　頭皮の筋肉の凝りで、血管が収縮して起こる緊張型の頭痛。
　長時間のデスクワークやパソコン、テレビ、ゲームなど目の疲れからくる眼精疲労。首肩の凝りが、脳の筋肉に波及するからなんです。
　体を温め筋肉をほぐせば痛みが和らぎます。（入浴して、全身をマッサージすれば効果的）
　0さん　「急に痛みはじめ、脈を打つようにズキズキする」
　0さんの場合は一般的に「偏頭痛」と言われる症状ですね。
　頭皮の血管が何らかの刺激で拡張し、周囲の神経を圧迫して起こる頭痛です。
　多くはストレスや睡眠不足などによる疲れ、月経中のホルモンバランスの変化など。ベットに横になり、頭を冷やしながら睡眠をとるのが一番です。冷やすことにより拡張した血管が収縮して、痛みが和らぎます。
関節の痛み
　Kさん「指や手首の関節を動かすたぴにズキズキ痛む」
　長時間腕を動かしたことが原因で起こる　「腱鞘炎」。（けんしょうえん）　疲労によって腱鞘が炎症を起こした状態で、手首から指にかけて最も多く見られます。（足首、ひざの関節なども同様のことがいえるでしょう。）患部を温めて軽くもみほぐし、しばらく休めていれば徐々に治ります。
胃痛
　Rさん「空腹時や食事の後にみぞおちあたりが痛む。」
　空腹時に痛むなら十二指腸、食後に痛むなら胃の炎症の疑いがあります。どちらも消化液である強酸性の胃液が出すぎるため、十二指腸や胃を保護する粘膜が崩れ炎症を起こした状態です。
　たいていの場合は薬の服用で治ります。
　原因は暴飲暴食や食生活リズムの乱れ、ストレスからくるものです。
　胃液が分泌されやすくなる食品のとりすぎには注意。（下記イラスト参照）
　消化のよい食品と胃壁保護効果のある食品で胃をいたわりましょう。

腰痛
　Yさん「荷物を持ち立げた瞬間、腰にグキッと激痛が走り、動けないほど痛みます。」
　一般的に『ギックリ腰』といわれるもので運動不足の腰に突然の負荷がかかって起こる突発性腰痛症です。
　まず、痛みを冷やして和らげ、その後温めながらマッサージすると楽になります。症状が悪化しないよう、できるだけ安静に。
　10日～2週間たっても痛みが取れないときは背骨が脱臼している可能性があるので専門医に診てもらって下さい。
　Nさん　『腰のだるさや重さを感じ、ジワジワとうずくように痛みます。」
　長時間のデスクワークや悪い姿勢で、腰に負担がかかって起こる腰の疲労です。
　底の厚いシューズや寝姿も原因の一つ。
　慢性化すると、腰を曲げるのも立っているのもつらくなるので、ストレッチで腰の疲労を取ってあげましょう。デスクワークの時はこまめに立って腰を伸ばしましょう。
腰にやさしい寝姿
腰に負担をかけないで寝れる理想的な姿勢は横向き。
腰とひざを軽く曲げたエビのようなポーズ。
うつ伏せでタオルや座布団で枕をするのもOK。